2024年の Forrester Wave™でナレッジマネジメントソリューションのリーダーに選出されたAtlassian。 そのソリューションには、どのような強みがあるのでしょうか?

Atlassianは、2024年第4四半期に発表された『The Forrester Wave™:ナレッジマネジメントソリューションレポート』において、リーダーに選出されました。なお、このレポートはナレッジマネジメント分野における初のWaveレポートとなります。

Atlassianの主力製品であるConfluenceは、20年以上にわたり、ナレッジマネジメント(知識管理)ソリューションの最前線を走り続けてきました。設立以来、Atlassianはチーム間の連携と知識共有のあり方を絶えず見直し、進化させてきたのです。

AIは今、知識管理のあり方を根本から変えつつあります。

ナレッジマネジメントの分野は、まさに生成AIの登場によって大きな転換点を迎えているのです。

Atlassianは、「すべてのチームの可能性を最大限に引き出す」という自らのミッションにおいて、AIが極めて重要な役割を果たすと考えています。

AIは、新たなアイデアに深みを与え、知識をより発見しやすくするだけでなく、プロジェクト同士のつながりを強化する手助けもしています。

そうした考えのもと、AtlassianはAI駆動型の製品「Rovo」を開発しました。

Rovoは、チーム内の知識を効率的に発掘・管理することを目的としたソリューションです。Rovoを活用することで、企業全体に対する情報検索や、パーソナライズされたチャットによる社内情報の検索が可能になります。さらに、専門的な「Rovoエージェント」を導入すれば、作業時間の短縮や業務効率の向上にもつながります。

Forrester Wave™レポートでは、次のように評価されています。
「従来の情報のサイロ化を解消し、企業全体でコラボレーションを推進する実践的なアプローチへと転換したい、そしてAIを中心とした戦略を積極的に取り入れたいと考える企業にとって、Atlassianは理想的な選択肢です。」

知識管理は、単なるツールではありません。それ自体が問題解決のための重要なソリューションでもあるのです

想像してみてください。もし難しい問題に直面したとき、あなたならどうしますか?

問題を解決してスムーズにスタートを切ること、そして成功へ向けた準備を整えること——

これこそが、Atlassianが提唱する知識管理の考え方です。

知識管理は、単なる道具としての役割を超えています。

チーム間の連携がうまくいかない、背景や文脈が不明確、情報がサイロ化している——

こうした組織内の課題や障害を解決するための実践的なアプローチでもあります。

さらに重要なのは、知識管理が組織の「成功の土台」を築く力を持っているという点です。

Atlassianが考える知識管理の公式には、次の3つの要素が含まれています。

Atlassianが考える「知識管理」の3つの要素

1. 知識の創造

すべての知識が同じように生まれるわけではありません。だからこそ、ページ、ホワイトボード、データベース、動画など、さまざまなタイプのコンテンツが、チームの共同作業において非常に重要な役割を果たします。創造には柔軟性が必要であり、それを支える多様な表現手段が求められるのです。

2. 知識の発見

仕事においては、迅速かつ的確な意思決定が常に求められます。しかし、必要な情報にアクセスできなければ、正しい判断はできません。意思決定ができなければ、プロジェクトを前進させることも困難です。つまり、知識へのアクセス性は、ビジネス推進の鍵を握っているのです。

3. 知識の統合

Atlassianのプラットフォームは、組織内に点在するすべてのコンテンツ(=知識)を結びつける役割を担います。

知識は、どこに保存されているか、どうアクセスできるか、そして安全性・拡張性が確保されているかが重要です。

そのためには、あらゆる情報がひとつの統合されたプラットフォームに集約されていることが不可欠です。それによって、チームはより効率的に、かつ迅速に業務を遂行できるようになります。

これらの要素がシームレスに連携し、同時に機能することで、チームの生産性とコラボレーションに驚くべき効果が生まれます。

この「創造」「発見」「統合」という3つの原則を取り入れることで、あらゆるチームが情報の分断(いわゆるサイロ化)を克服し、組織全体の知恵や視点、そして豊かな背景知識を最大限に活用しながら、理想的な共同作業を実現することができるのです。

Atlassianは「言行一致」を体現する存在です

このような知識に対する深い理解と明確な定義に基づき、Atlassianは、その理念を反映した革新的なツール群を提供しています。つまり、言葉だけではなく、実際のプロダクトやサービスを通じて、そのビジョンを現実のものとしているのです。

Forrester Wave™レポートにも記載されている通り、Atlassianは知識管理の分野において、実践的かつ先進的なアプローチを持つリーダーとして高く評価されています。

Atlassianの強みは、プロジェクトを基盤とした知識の創造とチームの共同作業の進め方にあります。
膨大な情報ソースから必要な知識を抽出し、それらを統合されたワークスペースに集約できる点が大きな特長です。
その中でも、非同期型の動画ツール「Loom」は特に革新的な存在です。
このツールにより、ナレッジワーカー(知識労働者)は自分のペースで情報を共有・受け取ることができ、参加意欲も高まります。そして何より、Loomは彼らを動画中心の新しい時代へと導いていく手助けとなるでしょう。

それでは早速、Atlassianの知識管理ツールを見ていきましょう。

Confluence — 集中型ワークスペース

Atlassianは長年にわたり、Confluence を、チームが共同作業を行うための集中型知識共有ワークスペースとして開発・設計してきました。

初期のブレインストーミングから、詳細な計画の策定、そして完成されたページの作成に至るまで、あらゆる段階・レベルの共同作業をConfluence上で行うことが可能です。

より効果的なコラボレーションと迅速な意思決定を実現するためには、多様なチームや情報ソースからのデータを整理・統合することが不可欠です。

本質を申し上げると、私たちのチームはUdemyの業務を支援し、成長と加速を図りたいと考えていました。Atlassianはそれを実現し、チームの一体感を保つためのサポートをしてくれました。

すべてのメンバーにとっての“中心地”を提供することで、進行中の業務を拡大し、組織の規模を拡大することができました。むしろ、この中心地の存在が私たちの成長をさらに加速させています。

メンバー全員から情報を集め、コンテンツを作成してもらい、フィードバックを得ることができる。こうした中心地を持つことの価値は非常に大きいと感じています。

——Genefa Murphy博士
Udemy 最高マーケティング責任者(CMO)

Loom — 非同期ビデオツール

「一枚の画像は千の言葉に値すると言われますが、では一本の動画はどれほど多くの言葉の代わりに、その意味をわかりやすく伝えることでしょうか。」

その答えを示してくれるのが、自動トランスクリプト機能とビデオ収録をサポートする Loom です。

Loomは、画像や業務内容を共有できる強力な非同期動画コミュニケーションツールです。

「Show don’t tell(ショー・ドント・テル/説明よりも見せること)」という言葉をご存知でしょうか。

まさにこの考え方こそ、Loomが実現する機能であり、知識共有の効果的な手段となっています。

動画は文字だけでは伝わりにくい背景情報やニュアンスを伝えることができます。

さらにLoomはConfluenceと高度に統合されており、Loomの動画から自動的にConfluenceページを作成したり、簡単に動画をページ内に埋め込んだりすることが可能です。

これにより、チームのコミュニケーションと情報共有が一層スムーズになります。

「Loomでチュートリアル動画を録画することで、非常に有用なナレッジコーパスを構築できました。例えば、私はこのツールを使ってよくあるサポート関連の質問に回答し、当社のツールの使い方を皆さんにわかりやすく示しています。
今では、Loomの動画リンクを送るだけで済むため、わざわざZoomを使って操作方法を説明する必要がなくなりました。」

――Sean Stanley
Remote社 ドキュメント&インターナルコミュニケーションパートナー

Atlassianプラットフォーム — 組織の基盤となる力

Atlassianプラットフォームは、組織内で複数のツールをまたいだ連携を維持するための重要な鍵です。

このプラットフォームにより、すべての製品作業やプロジェクト作業、そしてスタッフの業務が一元的に統合されます。

さらに、製品群のフルセットだけでなく、お気に入りのサードパーティ製ツールも含めて、

自動化、人工知能(AI)、分析機能、そして拡張性の高いパフォーマンスが実現される仕組みとなっています。

「私たちはすでに、面倒な作業の自動化を実現しました。
これにより、チームメンバーにはより面白く、かつ重要な業務に集中してもらえるようになりました。
また、どのようにサポートすればよいかをチームとワークフローについて相談しながら、しっかりと説明することができています。
その結果、メンバーの時間をより効率的に活用できるようになりました。」

――Andrei Tuch
Riverty Atlassian製品責任者

本記事の原作者:Sanchan S. Saxena
Atlassian 作業管理担当 シニアバイスプレジデント(高級副総裁)

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